「選挙で決まったんだから文句言うな!」派への反論登場

安保法制が衆議院を「強行採決」により通過し、審議の舞台は参議院に移った。衆議院での審議中、賛成派・反対派の両方から積極的に主張が発せられた。

 多くのメディアや言論人が反対を唱えていたが、賛成派及び冷静派は「選挙で決まったんだから文句言うな!」という論を唱えていた。冷静派については「どちらでもいいのだが、自公を選んだのは衆議院選挙における民意であり、さっさと法案を通過させるべき」といった意見を持っていた。

 この意見は説得力を一見持ちそうではあるものの、突き詰めて考えれば、「与党の言うことに従うのが国民の義務」とも解釈できる。この意見への反論とし、TOKYO DEMOCRACY CREWがツイッターで一枚の絵を紹介。「『選挙で決まったんだから文句言うな!派』の方、必見です。」とツイートした。

 その絵には「国民の政治参加のおもな方法」と書かれており、以下が挙げられている。ふりがなが所々についているため、子供向けだろう。上の方には〈なぜ、「署名」も政治参加になるのだろう〉と女性が発言しており、「署名」も一つの政治参加の手段と捉えたうえでの以下項目である。

・選挙
・条例制定やリコールなどを求める直接性ky空
公聴会や審議会への三課
・議員や行政機関への請願・陳情
・政治の活動への参加
・大衆運動(集団示威運動など)への参加
・マスコミの世論づくりへの参加
・圧力団体の活動への参加
・インターネットを通じた意見表明・交換

 これに対し〈何を言いたいのか分からないので詳しい解説をお願いします〉という疑問が出たが、〈選挙は国民の政治参加の一部であって全てではないということですよね。「選挙で決まったんだから文句いうな」は民主主義ってものがわかってませんね〉と補足された。

アヴァベル RMT